日程調整ツールの選び方
ツールは目的で選ぶと失敗しません。5つの観点と、用途別の向き不向きを整理しました。
日程調整ツールはたくさんありますが、「どれが一番いいか」という問いにはあまり意味がありません。用途によって最適なものが変わるからです。
飲み会に向いているツールと、商談の日程調整に向いているツールは別物です。ここでは、選ぶときに見るべき5つの観点と、用途別の向き不向きを整理します。
観点1 参加者にアカウント登録が必要か
最初に確認すべきはここです。回答する側に登録やログインを求めるツールは、それだけで回答率が下がります。
社内で全員が同じサービスを使っているなら問題ありませんが、相手が社外の人、または相手のITリテラシーがばらばらな場合は、登録不要のものを選んでください。「アプリを入れてください」と言った時点で、その人からの回答は期待できなくなります。
観点2 回答にかかる手間
参加者が1回答するのに何タップ必要かを見てください。理想はURLを開く → 名前を入れる → ◯×を選ぶ → 送信で完了することです。
途中でメール認証が入ったり、カレンダー連携の許可を求められたりすると、そこで離脱する人が出ます。特に人数が多いときは、この離脱率が全体の進行を止めます。
観点3 主催者側の管理機能
回答が集まったあとに必要になる機能です。
- 集計が見やすいか:誰が◯で誰が×か、ひと目で分かるか
- 候補を後から足せるか:どれも埋まらなかったときに必要になります
- 締め切りを設定できるか:回答を集める速さに直結します
- 回答を修正・削除できるか:間違えた回答は必ず発生します
意外と見落とされるのが最後の項目です。「間違えて2回回答してしまった」「名前を打ち間違えた」は日常的に起きるので、自分で直せないと幹事に修正依頼が集まります。
観点4 料金
日程調整ツールは、無料のものと有料のものがあります。無料のものは広告表示で運営されているのが一般的です。
判断の目安としては、月に何度も使う業務用途なら有料、たまの飲み会や会議なら無料で十分です。飲み会の日程調整のために月額を払う必要はありません。
観点5 カレンダーとの連携
Googleカレンダーなどと連携できるツールは、自分の空き時間から候補を自動生成してくれます。営業の商談設定のように1対1で頻繁に日程を決める用途では、これがあると劇的に楽になります。
一方、飲み会のように多対多で、参加者のカレンダーが見えない場面では、連携機能はほとんど活きません。むしろ設定の手間が増えるだけになります。
タイプ別の向き不向き
シンプルな出欠表タイプ
候補日を並べて ◯△× で回答してもらう形式。登録不要のものが多く、回答のハードルが最も低いタイプです。
- 向いている:飲み会、歓送迎会、サークル活動、部署の会議、同窓会
- 向いていない:相手の空き時間から自動で候補を出したい場合、予約の受付
カレンダー連携・予約受付タイプ
自分の空き時間を公開して、相手に選んでもらう形式。1対1の日程調整に強いタイプです。
- 向いている:商談、面談、面接、コンサルティングの予約
- 向いていない:10人以上の予定を突き合わせる場面(そもそも設計が違います)
グループウェア内蔵の機能
社内で使っているグループウェアに付いている日程調整機能。全員のカレンダーが見えるので精度は高いです。
- 向いている:全員が同じグループウェアを使っている社内会議
- 向いていない:社外の人が1人でも混ざる場合
ミナ日程が向いている場面・向いていない場面
手前味噌になるので、正直に書きます。
向いています
- 飲み会、歓送迎会、同窓会など、参加者がばらばらの立場の集まり
- 相手にアプリを入れてもらうのが難しい場面
- 20人以上の大人数(日程ごとに参加者名がまとまって表示されます)
- とにかく早く、手軽に決めたいとき
向いていません
- 自分のカレンダーの空きから候補を自動生成したい場合(連携機能はありません)
- 商談や面談の予約受付(予約枠の管理機能はありません)
- 長期間データを保管しておきたい場合(保存期間は保証していません)
- パスワードをかけて限られた人だけに見せたい場合(URLを知っていれば誰でも開けます)
最後の項目は特に重要です。ミナ日程は手軽さを優先してログインを不要にしているため、その分アクセス制限がありません。機密性が求められる場面には向きません。
まとめ
選ぶときは、この順番で考えると外しません。
- 1対1か、多対多か → 1対1なら予約受付タイプ、多対多なら出欠表タイプ
- 社外の人が混ざるか → 混ざるなら登録不要のもの
- 頻度はどれくらいか → 毎日使うなら有料も検討、たまになら無料で十分
飲み会や社内イベントの日程調整であれば、ミナ日程は登録不要・無料で使えます。まずは1つつくって、URLを送ってみてください。